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留萌羽幌旅行(前編)

© OpenStreetMap

11月に2018年以来二度目の北海道旅行をしてきました。

5日間に渡る旅行のため、この記事では11/18〜11/20を前編として扱います。

今回の旅行はまつゆきさんと同行しました。

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羽田空港で前泊

翌日の7:10に羽田空港出発の AIR DO に搭乗します。自宅から羽田空港に 6:30 に到着するのは不可能では無いのですが、起床失敗のリスクが高いため、羽田空港に前泊します。

羽田空港までは浜松町や品川を経由するのが定番ですが、自分はそれではつまらないので東急東横線東急多摩川線を経由して羽田空港へ向かおうと思います。

このルートは将来東急が羽田空港に乗り入れる際に使用されるルートのため、仮に羽田空港乗り入れが実現した場合はどのように移動するのか確かめたかったからです。

実際に移動してみると、思った以上に蒲田駅の移動に時間がかかり、東急蒲田駅から京急蒲田駅ホームまで約25分かかりました。撮影ばかりしていたから遅くなったのかもしれないけど。にしても蒲田は本当にホテル街のようで、やはり空港出発に向けて前泊している人が多いんでしょうか。

京急蒲田駅から羽田空港へ向かう列車は乗り場がバラバラなため、乗る場合は発車標をよく確認しましょう。

羽田空港駅到着後、乗る方が大勢待っていました。夜羽田空港に到着し、このまま帰る人が多数だったようです。そして羽田空港のターミナル内は大型空港とは思えないくらいガランとしていました。そりゃあ・・・次出発する飛行機はわずかスターフライヤーだけで、到着する飛行機しか来ませんからねえ。

そんなことで、FIRST CABIN 羽田ターミナルで一泊します。一泊で ¥6,000 でした。横にはみずほ銀行のATMコーナーと郵便局があるので、出発前に現金をおろしておくこともできます。FIRST CABIN は部屋が広く、ロッカーがベッドから近いのでカプセルホテルのように移動の手間がなく役立っています。でもビジネスクラスキャビンのロッカーはキャリーケースには入らないと思うですよね。利用者ほぼ100%飛行機利用だと思うのですが。

6:00 前には起きて 6:28 くらいにはチェックアウトしました。予定よりちょっと早めにチェックアウトしたのですが、ターミナル移動バスをちょうど逃してしまい、結局元の予定通りに進むことになりました。

AIR DO旭川空港

今回乗車する AIR DO は ADO081 で片道 ¥13,870 でした。

さて、羽田ターミナル第二ターミナルに到着し、早速自動預け機で荷物を預けました。この先なんですが、同行者と合流したものの保安検査の行列が長く、保安検査期限の6:50を過ぎてしまいました。その後、スタッフから「7:10発旭川行き AIR DO に乗車のお客様~」と案内があり、優先して案内してもらいました。

羽田空港を空路で出発する際は余裕を持っていくべきですね。

保安検査を通過するともう余裕はなく、飛行機まで500番バスラウンジへ移動します。飛行機までは直接繋がっておらず、ランプバスで移動します。ランプバスって普通のバスよりも横長なんですねえ。

そんなことで約5分ほど遅れて羽田空港を出発しました。

4年前の北海道旅行の帰りはあっという間だったのに、今回はあまり暇つぶしを考えていなかったのか、長く感じたものでした。

AIR DO の楽しみといえばフリードリンクサービスで、今回はほたてスープをチョイス。ホットなのでアツアツですが、十分味がして美味しかったです。

自分は窓際席ではなかったので外の様子はあまり分からなかったのですが、北海道は辛うじて見えており、目的地の旭川は雲で覆われていました。「まさかまさか・・・」と思っていましたが、雲を抜けると雪景色の旭川が見えてきました。なんと雪がどっさり降っていたのです。

本当に雪が降ってる・・・。

飛行機の出発が遅れた関係で、旭川駅へ向かうバスも遅れて出発しました。まさか、東京の遅れがこの旭川にも波及するとは・・・。

バスから見える11月の雪景色。本当に遠くへ来たんだと実感してくれます。

旭川駅に着いたらまず乗車券を購入。 AIR DO で北海道に来た方にはお得な乗車券があります。

AIR DO きた北海道フリーパス!!! これがあれば、道北と道央のJR路線が特急列車含めて乗り降り自由!

自分はこの時点で25歳だったので、更に割引価格(¥10,520)で利用することができます。通常であれば ¥13,150 です。

www.jrhokkaido.co.jp

この Peach 版もあるので、 Peach で北海道に来た方もOKだ!

時間的制約はあれど、みんなも PeachAIR DO に乗って、お得なJRフリーパスを利用しよう!!!

購入したい場合は搭乗前にご搭乗案内を発行しておこう。登場前のチェックイン手続きをお忘れなく。

HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス もアリだぞ!!!

旭川電気軌道のバスで運転される旭川空港旭川駅のバス路線では、「Peach/AIR DO きた/ひがし北海道フリーパス」を利用すること前提で事前に割引券をプリントアウトして提示すると割引価格で利用可能です。

留萌市を鉄道で移動する

北海道に着いて最初の目的である留萌本線に乗車します。留萌本線普通列車はごく一部が旭川駅から乗り入れているようですが、この時間帯では走っていないので深川駅で乗り換えます。

旭川駅から乗車する普通列車は山明号と名乗っており、車内も木で凝って作られています。

この雪景色で北海道旅行すんのかよ・・・と思ってましたが、神居古潭を過ぎたあたりで秋の景色に切り替わりました。

深川駅留萌本線普通列車に乗り換え。この時期になると廃線で急ぐ駆け込み利用が多く、窓際クロスシートは全部埋まっていました。仕方がないのでロングシートに座ることとし、適宜デッキで風景を撮るなどしました。乗客はハイキング姿の人もいくつかいるため、登山利用で乗る人もいるようです。

深川駅では札幌から来た特急ライラックが遅れている関係でしばらく停車し、特急ライラックが発車した後にこの列車も発車しました。

車窓は一面の大平原。

石狩沼田駅。次の春を過ぎてもこの駅まではしばらく線路は残るようです。

そしてこの先、真布駅など変わった駅名があったりしました。

その先には峠越えになりました。ふと道路を見ていると、道路端を示すマーカーを見かけます。雪国ならではの装備です。

峠を過ぎるともうそこは留萌市内で、留萌駅に到着が近付いてくると市街地が見えてきました。大きなマンションもあってなかなか市街地しているのに、これがもうすぐ鉄道廃線なんですよ。

留萌駅に着くと乗客が入れ替わり、私達が乗っていた列車は待つ暇もなく深川方面に折り返してきました。

駅構内を見ると、普通列車と特急の乗り継ぎ時刻表がありました。長い待ち時間もなく、ある程度本数はあり、十分利便性はあるんじゃないかと思いましたが、道路には勝てなかったのでしょうか・・・。

あと在りし日の留萌本線の写真が掲載されており、自分が生きていない時代の様子がひたすら掲載されていました。この頃は全盛期だったんだろうなあ。

留萌管内観光情報発信ステーションには、おそらく廃線の原因になったであろう深川・留萌自動車道全線開通のポスターが。留萌駅側はポスター内容を制限しているわけでは無いですが、複雑な思いではあります。

ここで入場券を買いましたが、行列がなかなか解消せず、購入までに20分くらいかかりました。

さて、ここから沿岸バスの留萌営業所へ移動しました。歩いて10分くらいです。土曜日でしたが歩いている人は少なかったです。あと何故かローソンがたくさんありました。

ここから羽幌方面に北上するためにお得なフリー乗車券「絶景領域 萌えっ子フリーきっぷ」を購入したのです。ぐるっと北海道割の適用で ¥2,800 で買えます(今でも実施中のようです)。

再度留萌駅に戻ると駅構内から人が減って落ち着いてきたので、ここで駅構内のそば屋で昼ごはんにしました。このそば屋の名物はにしんそば・・・なんですが、当時このことを知らず平凡なきつねそばを注文していました。

いよいよ出発時刻を迎え、ここから羽幌方面へ向かう長距離路線バス「幌延留萌線」に乗車します。行き先はなんと「豊富駅」! 多分乗り通すと4時間はかかるのではないかと思います。

最初は1番乗り場の待合室で待っていましたが、そこに豊富駅行きのバスは来ず、反対側のバス停から到着していました。これを知って自分たちはダッシュで急ぎ、なんとか間に合うことができました。同行者は靴底が剥がれ、自分が急いで取りに行く展開になってしまいました。

しばらくは留萌市街地をぐるぐる回りながらお客さんを拾います。そして川を渡るといよいよ北上。車窓を見ると数年前に閉校と掲げられた学校があったりしていて、地方の過疎化を目で感じました。

そしてびっくりしたのが、車内でラジオが流れています。乗客がラジオの音声を音漏れしているのかと思っていましたが、しばらく経ってもそう感じる気配はなく、バス側が流しているように思いました。

それから先はとにかく海の近くを走ります。文字通り沿岸バス。このときは太陽が沈みつつあり時間帯のため、ちょうどいい夕日が見れるのではないかな~と期待していましたが、羽幌に到着しても太陽は沈みませんでした。

待合室は立派な小屋なんですが、維持が大変なようです。

道中には温泉があったりしていて、地味に隠れた温泉街と言えそうです。

また、地味に塞がされたトンネルが見えたりしますが、これが旧羽幌線の廃線跡だったりするんでしょうか。

苫前あたりになるとながーい道路と原っぱと風車しかない景色を進みます。この景色が何故か落ち着くんですよね。日本だけど日本じゃないのがいい感じです。

羽幌温泉

この時刻は15時過ぎですが、そろそろ日が落ちてくる時間帯になりました。写真にある羽幌ターミナルというバス停は元々国鉄羽幌駅だったのですが、駅舎や線路の面影はありません。

はぼろ温泉サンセットプラザにチェックインします。夕食朝食込で一泊 ¥14,110 でした。現在なら HOKKAIDO LOVE! 旅行割で安くなれるかもしれません。

sunset-plaza.com

この日の日没は16時5分。冬の北海道は日が沈むのが早く、あっという間に夜を迎えます。

せっかくなので海まで足を運ぼうとしたのですが、部屋でバタバタしてしまいホテルを出るのが遅かったため、道中で日没を見て済むことにしました。

ここからホテルに戻り、夕ご飯を食べたり、大浴場に入ったりしました。夕ご飯は贅沢な羽幌今宵膳! 最初は字が読めなくて後から調べましたが、「宵」とは日暮れ後のことを指しており、夕焼けが美しく見える街、羽幌を象徴づける名前と言えます。

前菜から始まり、刺し身、焼き物、ご飯、お吸い物、最後にデザートと、気合の入った夕ご飯で満足しました。特に刺し身はホタテが感動するほど美味かった記憶があります。ご飯ものが手のひらに乗っかるサイズのように、一つ一つが絶妙な分量で盛られており、苦しい思いをすることなく満足して食べられました。同行者曰く、高級旅館の料理よりも庶民にも手が届ける辺りのチョイスが良いと言ってました。

大浴場はホテルの大浴場としては種類が豊富で天然温泉や露天風呂などがあります。日帰り利用においては500円ほどで利用可能のようです。

この他にも様々な料理が提供されています。今回の今宵膳以外も美味しそう。

また、このはぼろ温泉サンセットプラザには高速バスの発着場としても使用されており、ここから稚内や札幌へ向かうことも可能です。

しかし、この1階にはプールと思わしき遊び場の跡があります。日帰り利用者専用の休憩場にはカウンターが塞がれており、おそらくこれは元々食堂を営業していたように思います。そして最上階には街並みが見渡せるレストランがあったはずですが、衝立で塞がれていました。開業した1994年から28年、開業(あるいは増設)した際の設備をフルに活用できていない印象があり、ちょっともったいないような気がしました。特に最上階は夕焼けが十分見れるはずなので、開放しても良かったように思います。後から思うと、都市部から離れた街の過疎化をまた一つ感じ取れたような気がします。

この旅行の中で結構時間が余っていたため、この間はポケモンを遊んだり、ガラナポカリスエットと融合させてガラポを調合して遊んだりしてました。子供の頃、飲み物同士を混ぜて飲むスタイルはアリだけど微妙ということが多かったので、最終的には万人受けするコーラやサイダーなどに落ち着くんだなと感じ取れました。

オロロンラインを北上

おはようございます。

さて、羽幌町からバスで北上する予定なのですが、羽幌ターミナル6:33発を逃すと羽幌ターミナル10:53発までバスが来ません(羽幌ターミナル7:43発は平日しか運行していない上、羽幌ターミナル8:13着はこのバス停で止まる)。そして特急宗谷号との接続も悪く、普通に幌延駅まで向かうと特急宗谷号とはマイナス1時間8分接続、次のサロベツ1号まで3時間35分待たされるため、この日は途中の豊富温泉で次のサロベツ1号まで待つことにしました。

www.seabird-center.jp

ということで、乗るバスまで時間があるため、北海道海鳥センターに訪問。海を渡る鳥の特性や海の環境問題などを取り上げていました。

横にはバラ園が隣接されていますが、シーズン外なので見るも虚しい姿になっていました。

そしてバスを待っているのですが、なかなか来ず。どうやら早発防止のため意図的に遅らせているのではないかなんて思っていました。そしてバスは5分遅れで到着しました。ちょうどこの前には稚内行きの高速バスが発車していました。これに乗れば稚内まで早く到着できるのですが、フリーきっぷ持っているので我慢。

車窓はこの前の苫前周辺と変わらず、ながーい道路と原っぱと風車しかない景色です。ただし前回と異なりラジオは流れておらず、バスのエンジン音と車内案内だけが響きます。今回は撮り損ねましたが、羽幌を出た辺りにでかいオロロン鳥のオブジェがあるので、乗る際は車窓に注目してみましょう。羽幌に限らず、苫前でも目が光る熊のオブジェがあったりします。

遠別営業所では長時間停車が発生。トイレ休憩が必要であればここで行います。遠別町では、内陸方面へ向かう道路があるんですが、この道路では名寄までには到達しません。近くの宗谷本線へ急ぐこともできないのです。

© OpenStreetMap

道中に牛を見かけたり、オロロンラインを外れて小さい道を経由したりしながら北上しました。

天塩大橋が見えたらもうすぐ幌延に到着です。24時間ぶりに線路が見えた!

幌延過ぎた先にある「幌延深地層研究センター前」で運賃計算が分断され、ここで一度フリーきっぷを乗務員に提示します。長距離路線バスなので、運賃表がやばいことになってます。

幌延深地層研究センター前を過ぎると運賃表はスッキリしました。ここまで2時間はかかりましたが、ここからはわずか数分で豊富温泉に到着です。

この豊富温泉バス停を降りると乗客は誰もいなくなりました。

豊富温泉

温泉・・・の前に、昼ごはんを食べてないので昼ごはんを食べることにしました。ジンギスカンです。

エゾシカジンギスカン味付ジンギスカン(ラム)を注文。普通に食べれる肉でした。水分を入れて焼くものなので、外側に入れた野菜が水の中に入って取り出しにくい思いをしました。

「ニュー温泉閣ホテル」→「川島旅館」の順で訪問しました。

豊富温泉の源泉は石油のような温泉。温度が低く、通常は加温していることが多かったです。

ニュー温泉閣ホテルで不思議な豊富温泉の源泉を体験し、次の川島旅館ではぬるい源泉そのままや熱い露天風呂など、3種類ある温泉に入ったり出たりしながら病みつきになりました。

new-onsenkaku.com

kawashimaryokan.co.jp

出た頃にはもう日は落ちており、次のバスを待つことにしました。留萌から豊富まで走るんだから、多少の遅延はあるはず・・・なんて思ってましたが、普通に定刻に到着しました。

豊富駅到着後、バスは路線図にない道を走り、暗闇の中へと消えてきました。

豊富駅はこんな感じ。窓口は閉まっており、なんだか薄暗い雰囲気がします。駅員はいないため、このままホームへ向かって次の列車を待つことにしました。

稚内で2つの日本最北を楽しむ

稚内駅だ! 日本最北の駅だ! とわくわくと感じましたが、次の予定まで時間がなく早々と駅を出てホテルへチェックイン。ちなみに乗ったサロベツ1号は折り返し、特急宗谷札幌行きに変わりました。今回のホテルはドーミーイン稚内です。ツインで一人当たり ¥12,150 でしたが、 HOKKAIDO LOVE! 旅行割適用で ¥7,320 でした。

ここで HOKKAIDO LOVE! クーポンの発行をお願いしましたが、紙のワクチン接種証明書を完全に忘れてしまいました。この場合はデジタルの証明書があれば良いんですが、このデジタルの証明書の発行も忘れてしまい、発行しようにも、何らかの不具合でデータ通信が使用不可能に・・・。今回は同行者のテザリングを借りてデジタルの証明書を即席で発行しました。結果、なんとかなりましたが、予定のバスに乗り遅れてしまいました。

ホテルで荷物をおろした後、稚内駅へ戻りました。次来るバス停の乗り場が分からず、バスが来た!とおもったら回送に変わりました。色々探したところ、駅舎すぐ前の3番乗り場だとわかり急いでバスに乗りました。銀色の車体は元々東急バスの車両だったようです。

潮見三丁目バス停で下車、ここから3分ほど歩いた先にある、日本最北のマクドナルドに来ました。日本最北である看板とここ最近珍しくなってきたドナルド像が目印です。流石に内装は今の時代に合わせて改装されておりますが。

ドナルド像をアップ。ツヤがあります。

そこから先は、駅前ターミナル方面へ向かうバスに戻ります。この「潮見三丁目」というバス停だけでも、今回乗るバスの通りの他にも、国道沿いにももう二つあり、系統によって乗り場が異なります。しかも、反対側のバス停は交差点を挟んだ郵便局前にあったりしていて、事前に調べる必要はあるなあと思いました。まあ鉄道にも乗り場を把握しないと乗り遅れることになるのですが、バスほど難しくないはず・・・。

駅前ターミナル方面のバス停から。交差点越しに潮見五丁目方面のバス停が見えるはず・・・。

おや? 整理券が出て来ない? どうやらこのバスは始発バス停が近いため整理券なしという扱いのようでした。次向かう先は稚内温泉童夢です。この路線は途中ノシャップを経由するため、ノシャップ岬の案内が車内で放送されていました。この時間でノシャップ岬来る人いるのかなあ・・・?

onsen-domu.com

ここが日本最北の温泉で、ちゃんと日本最北入湯証明書が発行できます。スーパー銭湯としては割りとしっかりしており、様々な種類の温泉や日替わり温泉、ドライサウナ、スチームサウナなどがあります。外は風が強すぎてタオルが飛ばされそうでした。また、樺太とは地理的に近い関係でところどころロシア語の表記も含まれているのが異国感があります。高齢の稚内市民は安価で利用できるため、高齢者が割りと多かったような気がします。

しかしながら温泉自体は30分ぐらいしか滞在できず、バス発車の30分前には出ておきました。ご丁寧に次発車するバスの時刻表が施設内に記載されています。今回は利用しなかったのですが、休憩設備としてランニングマシンなんかもあるようです。パンフレットももらったのですが、これも営業休止中の記載がいくつかあるのがはぼろ温泉サンセットプラザと同じ思いをしました。

そんなことで稚内駅、ドーミーイン稚内に戻りました。そこでドーミーインの大浴場を利用するのですが、これもまた風が強い! 外気浴にしては結構寒い・・・。

その後はコインランドリーで洗濯物を洗ったりしながら過ごしました。

余談

自分が小さい頃、町と市の違いは旅客鉄道駅の有無だと思いこんでいるのを今でも引きずっていて、「市なのに鉄道が無いのは市としては認めない!」と決めつけていたりします。地図から街の入り口が分からない、ざっくりとした移動ルートがつかめないなどの問題があったりするためです。この辺は「飛行機禁止で沖縄旅行」の旅行記で補足していますので、興味のある方は御覧ください。

しかし、行ってみると周囲は山に囲まれていて、人口密度が低いことから、大量のお客さんを平地で一直線で高速で結ぶ鉄道の利点が全然生かされていないのではないか、と思いました。「いやこれじゃあ・・・市じゃなくて町だよ」と思うことはあるんですが、日本の市町村の制度上市から町に自然に降格することは無いので、現実を受け止めるしか無いのでしょうか。