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姫新線芸備線乗り通しと広島旅行(前半)

©️ OpenStreetMap

こんにちは。9月上旬の5日間、広島を目的地とした旅行に行ってきました。例によって長いので下記の通りに前半と後半に分割します。

  • 前半: 9月1日~9月2日。姫新線芸備線を乗り通す。
  • 後半: 9月3日~9月5日。広島を観光し、そのあと津山も観光して飛行機で帰る。

この旅行は9月1日の姫路から9月3日の広島まで *1 はまつゆきさんとヒラリラーさんと同行しました。 Twitter (X) での投稿はヒラリラーさんがまとめています。こちらも併せてどうぞ。

togetter.com

新横浜から新幹線へ

実は初日の9月1日は仕事の関係で出社していました。そのため、日が暮れるまではいつも通り、だけど重い荷物抱えながらの出社になりました。

仕事で使用するPCを旅先で持っていくのは少々危ないので預けておいて、その足で東急線を使用して新横浜駅へ向かいました。

新横浜からはのぞみ98号に乗車しました。新横浜から新幹線に乗るのははじめて・・・と思いきや、昨年に新横浜からこだま号に乗ってたかな。

同行者2人とはサンライズ瀬戸号で姫路に向かいました。もともとこの9月1日の朝に出発する想定だったので、サンライズ瀬戸には乗らなくていいや・・・と思っていたのですが、なんやかんや計画が変わり夜出発になって気付いた時には満席満室。定期的にe5489で空席空室ないかなーと調べてたら空室は見つかったのですが、後述の車内チャイムなどの都合で新幹線に乗る計画のままで行きました。

そんな背景事情をあとにして本題に戻ります。自由席を使用しましたが、空席状況としては窓際がすべて埋まっている、通路側が少々埋まっているぐらいでした。もう夜真っ暗なので景色は見なくていいんですが、N700Sでもないのでコンセントが使用できなかったのは辛かったですね。

愛知県に到達する前後で車内販売のワゴンがまわってきたので、ずんだ味のシンカンセンスゴイカタイアイスを買いましたなのだ。中にずんだの塊があって硬い粒あんみたいな触感だったのだ。カチコチで楽しめるのは今のところ車内販売だけだけど、2か月後にはもう終わってしまうのだ。こうした体験が得られるのは多分今だけなのだ。

実は7月で車内チャイムが変わって以来の初乗車。変わった車内チャイムをインターネットでは一切聞かない縛りプレーをしていたので、どういうチャイムだったのかなと聞いてました。

新大阪駅で乗り換え。ここからこだま787号に乗り換えます。自由席で乗車していたので、ホーム中程のエスカレーターまで歩く必要があったため、乗り換え時間は意外とありませんでした。

このこだま787号はもともとひかりレールスターで使用されていた700系車両が使用されています。

4号車に乗車。4列座席のサルーンシートで姫路までゆったり過ごせそうです。

新神戸西明石、姫路、と3駅目で下車。ここから姫路駅で前泊します。

横に止まっているのはみずほ614号。新大阪へ行ける最終の新幹線です。

4年ぶりの姫路駅。この4年間でいろいろな鉄道YouTube動画を見ていたもので、特に姫路駅においてはサンライズ瀬戸の乗り遅れの動画で特に印象的な場所だったものなので、「あ、ここで温泉卵が割れたんだ~」と笑いながら歩いてました。まさに聖地巡礼

youtu.be

姫路駅では少々待つとサンライズ瀬戸出雲の東京行きが来るので待機。ちょうど家路に向かう棒さんが乗っていたので挨拶してきました。

改めてありがとうございました。

今回泊まったホテルは Tabist カプセルホテル ADOPS 姫路で、カプセルキャビンの中にロッカーがあるタイプのカプセルホテルです。一泊 4,100円。キャリーバッグスペースもあって途中の前泊にも気兼ねなく置くことができるのはポイントですね。下階にはコワーキングスペースもあるということなんですが、時刻はもう24時前。翌日も早いので、シャワーを浴びた後早々寝ることにしました。

穏やかな姫新線

おはようございます。9月2日の土曜日です。この旅行の同行者であるヒラリラーさんとまつゆきさんの2人と合流しました。

これより、広島まで電車乗車禁止の気動車の旅が始まります・・・!

車両はキハ127。2両編成ですが、片方は両運転台のキハ122で変態連結が行われています。

1823D 普通 播磨新宮行き 姫路 06:55 → 播磨新宮 7:29

この時間帯は通学客もそこそこいました。時速は80km前後。なかなか快調に走ってくれます。

本竜野駅たつの市山陽本線にも駅はありますが、市の中心はこの姫新線本竜野駅が近いです。どうやらたつの市はランドセルメーカーのセイバンの創業地だそうで、セイバンミュージアムというランドセルの博物館もあるようです。

播磨新宮駅で乗り換え。「新宮」と付くことから和歌山県新宮市を連想しちゃいました。

佐用行きも2両編成。こちらは変態連結はなく普通に片運転台だけで組成してました。実は朝ごはんを食べてこなかったのであらかじめ買ってきたおにぎりで朝ごはんにしました。

4823D 普通 佐用行き 播磨新宮 7:45 → 佐用 8:17

西栗栖駅。西とあるから東に進むと栗栖駅があるのかなと思うとそうじゃないみたい。一応東には似たような名前の宍粟(しそう)市はありますが、そこに姫新線は通りません。ちなみに、宍粟の漢字が分からなくて地理院地図の力を借りてました。

三日月駅ではなんか提灯?が飾ってありました。

佐用駅到着後、ここで対面乗り換え。ここまで快調に走ってくれた区間はこれにて終了。ここからはキハ120で人いっぱいのクルージングツアーを期待してくれるでしょう。

2825D 普通 津山行き 佐用 8:32 → 津山 9:31

佐用駅智頭急行との乗換駅。佐用駅を出てしばらくは並走しますが、そのあと智頭急行線は高架に昇ってまっすぐにトンネルをぶち抜く光景で路線格差を露にします。

沿線も山スレスレの中を走ることが多く、たまに枝と車体がぶつかる音も聞こえます。

そして極めつけはこれ! 急に減速しだす「必殺徐行」! 線路は車両が通るたびにガタガタになって乗り心地が悪くなって、そのために保線作業員が整備することで維持していますが、その保線作業をケチるために減速して運転士が目視で確認している・・・というようです。

この辺りは美作(みまさか)の国ということで美作から始まる駅名を割と見かけます。

一方、まっすぐなところはそこそこ速く走ってくれます。ただし電波状況が悪く、スピードメーターもあまり機能しなかったため、速度を測ることができませんでした。

そんなことで建物が増え始めたら津山市内に突入。列車は終点の津山駅に到着しました。

津山駅では30分の待ち時間があったのでここで買い出し。岡山育ちのシャインマスカットジュースを買いました。店頭に置いてある500mlペットボトルは冷えてないしな~と思って冷えているペットボトル探したところ、売っているのは実は全部ハーフボトルだったという事実・・・。

津山市では後日とある件で滞在するので、この日はさっとあとにしました。

859D 普通 新見行き 津山 10:07 → 新見 11:50

新見行きも雰囲気はこの前と変わらず。ただし必殺徐行の回数多くなってませんか?

たまに並行する道を走る自動車と並走したり。この辺りからだいぶ距離感覚が長いなあ~と感じるようになりました。

この区間は路線を北に進んだり南に進んだりする蛇行しているのが地図で分かります。記事冒頭の地図を再掲しますが、このうねった路線を見てドラゴンレール大船渡線を思い出しました。この路線は「我が町にも鉄道を」に応えながら鉄道路線を敷いた様子から「我田引水」をもじって「我田引鉄」と言われましたが・・・姫新線も同じようなことが起きてるということでしょうかね?

あんまりドラゴンレールしてないな・・・。

列車は終点、新見に到着しました。

新見では昼ごはんを食べることに。駅出て右に進んだところにある「味の庄 伯備」でダムカレーをいただきました。お値段 1,100円。この店、とにかくメニューが多く、新見で連泊しても名物全部食べ切れないだろうレベルの多さでした。提供に時間がかかるのではないかと思い、芸備線に乗れなかった場合どうするかなど軽く話をしていましたが、ちゃんと思った時間内にカレーが提供されたのでこの構想はなしになりました。

さて、昼ごはんも食べたところだし、新見駅に戻りますか・・・!

新見駅での改札は切符販売対応で忙しく、切符確認を受けることができなかったことから、そのまま通ってホームに向かいました。切符販売対応で何を話しているかは分かりませんでしたが、こうした時間のかかる対応を避けたくて切符窓口(みどりの窓口)を削減しているんだと思うと、仕方がないところがあります。人員削減、デジタル化の理解云々・・・。

芸備線で生き地獄を体験する

(443D 普通 備後落合行き 新見 13:02 → 備後落合 14:28)

ホームに進んだところに見えた備後落合行きの列車ですが、 混雑が凄まじい! 席が埋まっているのはもちろんのこと、前後のドア付近を中心に人が密集しているではありませんか!

これ時刻表を見ると、新見→備後落合は3本しかないですが、下記の事情から昼の便に乗客が集中してしまっているものと考えています。

  • 3441D: 新見5:17発。快速なので快調ではあるが朝早すぎる。
  • 445D: 新見18:25発。終点備後落合は19:52着だが、三次方面へ接続する最終列車は約30分前に発車済みのため、乗り継ぎ不可能。というか夜なので景色も望めない。
  • そのほかの便は東城止まりなので乗り継ぎできない

それに本日は夏の土曜日。青春18きっぷで乗車している方が多数のはずなので、これは18きっぷ期間や土休日を外して旅行に行った方が良かった気がしました・・・。あとは広島発新見方面のように、逆方向での乗車だと多少空いているのでは? と思いました。なお、この場合でも乗り継ぎ可能な本数は2本と変わらず、もう片方は夜なので景色は望めません。

以上の問題から、1時間半の立ちっぱなしの生き地獄を体験することになり、まともに写真撮影できない環境になるため、映り込みの少ない写真でしか提供することができません。あらかじめご了承ください。うむ・・・芸備線の着席を犠牲にするか飯を犠牲にするか・・・。

そんなことで新見を出発。次の布原は伯備線の駅ですが、ホームが短すぎるため、芸備線の列車しか止まりません。

車両は比較的快調に進んでいます。手すりから遠いので、姿勢を崩すことが何度かありました。

のどかな景色ではありますが、たまに工場が見えたりする光景、嫌いじゃないです。

野馳は見通し不良区間のようです。

途中、東城で多少乗客が降りましたが、混雑による不快感は変わっていません。途中、内名駅ではなかなか面白い張り紙が集まってました。写真も撮ったのですが、反射があって掲載できるものじゃないので、興味のある方は調べてみるとよいでしょうか。

そんなことで1時間半の生き地獄を体験しながら終点、備後落合駅に到着しました。備後落合駅では、早速駅ノートにメモを記載しました。ちゃんとしたことが書けられなかったのが惜しいところでした。

(359D 普通 三次行き 備後落合 14:39 → 三次 16:01)

さて、備後落合駅と言えば、乗り換えだけの秘境駅という印象で、周りが何もないというイメージです。しかし実際に見てみるとなんという賑わい。顔出しパネルやグッズ販売などがあるではないですか。しかし接続時間は11分。乗り遅れたら旅程崩壊は必至なので、グッズ購入は諦めることにしました。

ここから三次行きに乗り換え。依然と車内は混雑しており、前面も後面も撮ることができませんでしたが、同行者の投稿によると雰囲気はアトラクションのようでした。

備後落合を出てしばらくは必殺徐行区間がとにかく多く、常時ゆっくり走っているようにしか見えませんでした。これなら三次まで自転車(特にロードバイク)で走ったほうが速かったりするんじゃないかな?

たまにのどかな車窓が現れたりします。この車窓が姫新線芸備線乗った中で一番のどか度が大きいように見えます。この辺りから日光から来る暖かさも相まって眠くなり始めました。

備後庄原でだいぶ混むようになってきました。新見からここまでは鉄道マニアが多く乗るような印象でしたが、ここから先は地元の方もそれなりに乗るようで、芸備線の中でまだ鉄道を動かす価値のある区間かもしれません。

塩町駅福塩線と合流。しかしどこで合流してきたか様子を掴むことはできず。

楽園のみよしライナー

5861D 快速みよしライナー 広島行き 三次 16:05 → 広島 17:30

三次駅からは数分の乗り換えで快速みよしライナーに乗り換えました。ここから広島までは1本で行けます。駅名標がどこか車内から探しているうちにドアは閉まりました。

車内は1ボックス1人か2人、1ロングシートに2人か3人座っているぐらいと、結構空いていて平和そのものでした。16m気動車1両編成から20m気動車2両編成に増えたというのもあるんですが。

列車もいい感じに途中駅を飛ばしながら、三篠川沿いを走ります。特に志和口~下深川は6駅連続通過!下深川は広島市の市街地の外側に位置しているので、着いた頃にはもう市街地の中です。

広島の市街地の景色もいい感じで、5年前と今年3月に乗った越後線の車窓を思い出します。

越後線新潟大学前駅前後の景色の様子。越後平野があるので景色の広がり方は違うか。

矢賀駅で多くの線路が見えてきたので、山陽本線と合流? と思いきや、まだ合流しておらず、この線路は貨物や新幹線の車両基地みたいで、山陽本線とはまだ先のところで合流します。

広島駅に着きました! 写真ではボケているのでわかりにくいですが、色違いの駅名標がずらあああと並んでいるのは壮観ですね。

ちょっと可部線に乗る

さてここから先どうするかなんですが、同行者の乗車券が広島市内まで降りれるということで、有効活用すべく可部線に乗ります。荷物をコインロッカーに預けてあき亀山行きに乗車します。

はじめて広島の227系に乗るわけなんですが、運悪く帰宅ラッシュ時間帯と被ってしまい、車内は激混み! 途中の緑井くらいまでは混みすぎて安心して写真を撮ることなどできませんでした。特筆すべきポイントを下記に列挙しました。

  • 山陽本線との分岐駅である横川駅を過ぎて太田川(放水路)を渡るとすぐに山が迫り三滝駅に着く。大都市駅から近いのに「山」を感じ取れるのは京都の保津峡駅を思い出す。
  • 三滝駅を出ると景色は街に戻る。ここからぼちぼち人が降りる感じ。
  • 下祗園駅で工事が行われており、来年工事が終了する模様。
  • 大町駅はアストラムラインの乗換駅。乗換駅だから規模あるのかなーと思うと実はホーム1つだけ。

可部線の可部から先は昔三段峡のところまで線路が伸びていましたが廃線になったものの、後にちょっと先のあき亀山までを復活した経緯があります。新しい鉄道路線の中では珍しく踏切のある区間です。廃線からの復活とは言え、この区間の踏切についてはどうすべきか議論されたことがあったらしいです。

あき亀山駅到着後、折り返し時間を活用してさらに先の廃線区間を見てみようということで、旧河戸駅に向かいました。歩いて4分ですが、上り坂があるため、余裕をもってきた方が良いかもしれません。

あき亀山までの復活区間廃線区間はちょっとずれていて、廃線区間ではこの河戸駅を通っていました。

廃線区間について調べて分かったこと

  • 安芸飯室駅は駅舎を再利用して飲食店に変わっているらしい。
  • 坪野駅~田之尻駅の間に国鉄2万キロ記念碑がある。鉄道開業から敷設した線路の中でちょうど総延長2万キロに達したのがこの区間らしい。カウントの仕方に私鉄が含まれているかはわからないが。
  • 津浪駅があるらしい。読みは「つなみ」なので、東日本大震災が起きたときに残っていれば不名誉な駅として呼ばれてたそうな。
  • 加計駅は廃線区間の中ではなかなか広く、単線区間の待ち合わせなどの運行拠点として使用されていたのではないか。
  • 河内駅安芸太田町の役場最寄り駅。

広島市街地に戻る

さて、あき亀山駅から広島駅まで戻ります。もう外もすっかり暗くなりました。明るい時間帯が混雑していたのが惜しい・・・。

お、フジグランじゃないか。ゆめタウンとともに、西日本に着いたことを実感させる商業施設です。

三滝駅付近

広島駅で預けていたコインロッカーの荷物を引き出し、本日の宿泊地へ向かいます。

お、まだ東京行きのぞみがあるじゃないですか~

はじめての広島観光として、まずはこの広電の路面電車に乗ります。この広島駅電停の構造がなかなか面白くて、2つの線路を有効活用して、降車専用ホームと乗車専用ホームをうまく割り当ててます。写真では今見えているシーサスクロッシングの手前にも奥にも路面電車を停めて乗降する場所があって、15パズルみたいに引き入れしてるな~と思いながら路面電車は動いてました。

銀山町電停からホテルまでの道のりはなかなかの繁華街。なかなかディープ?な雰囲気が漂います。

ここでトラブルが発生。なんらかの誤動作でカメラの録画ボタンを押してしまい、長時間カメラがバッグの中で録画されていました。これによりカメラはアツアツになりました。録画データは消しましたが、これが宿泊前で良かった・・・。もしこれが朝や昼などにやらかしたら、バッテリー切れで撮影不可能になるところでした。ちなみにこの旅行記を書くところでカメラの撮影写真を見たところ、同じように誤爆で録画していた黒い動画が何枚も含まれていました。まじかー・・・。

ということで今日はこれにて一泊。ホテルニュージャパンEXです。2泊 8,200円。階段上ったらすぐ大浴場という、思い切った構造をしていたり、歴史ある古いカプセルホテルなのに新しくリフォームしていたりと、居住性はなかなか良かったです。実は2020年にここに泊まる予定でした。この時のホームページを見るとカエルの口のゴミ箱があることが印象的だったもので、このゴミ箱は4階ロッカーフロアにちゃんと残ってました。

ただし、今回も例によってカプセルホテルなんですが、ロッカーの幅が狭くキャリーバッグそのままではロッカーに入らず、荷物の手続きでフロントで何回か手続きすることがありました。もう少し小さいキャリーバッグを持ってけばよかった・・・、と後悔することがあります。

荷物の取り扱いの面では個室ホテルのほうが断然いいんですが、個室ホテルの大浴場って設備がしょぼいんですよね。両立したホテルがあればいいんですが・・・、こういうのって個室ホテルを宿泊して、サウナを日帰り利用したほうが良かったりするんでしょうかね。でも朝風呂とか朝サウナとかできないしな~・・・。

初日はあまり眠れなかったのに対し、2日目は乗車中や乗り換えなどでだいぶ疲れたのか、速攻で眠りにつきました。

次回の投稿をお楽しみに~。

*1:厳密には新幹線車内で岡山まで