先月22日に MacBook Air を注文し、9日に家に届きました。
経緯
(結構長く書いているので、あまり興味のない方は上の目次から飛ぶと幸せになると思います。)
- 不定期に親に手元の MacBook Pro を貸し出している状況をなくしたい
- USB Type-C ケーブルで充電出来るノートPCが羨ましくなってきた
- ロック解除の際にパスワード入力するのがしんどくなってきた
現在、家のノートPCは MacBook Pro (2015) と ThinkPad Yoga 260 を保有していますが、 MacBook Pro (2015) は都合上親に貸し出ししていることがあります。特にこうなっても不便を感じることは無いのですが、最近の MacBook (Air|Pro) を見ると TouchID で指紋認証が出来たり、 USB Type-C ケーブルで充電出来て、しかも充電器も自由に選択できたりと、便利だな―と感じてきたのです。 ThinkPad Yoga 260 については、3年前に SSD が読めなくなり、何度か修理に出したのですが、再度故障するばかりでもう常用出来ないことから机の下にしまっています。
そういった事情から、2018年頃にそろそろノートPCの買い替えを・・・と思ったのですが、買い替えを我慢していた理由として、 メモリの規格が変わってこなかった ことです。
メモリの規格は現在デスクトップ向きのものですと DDR4 が主流で、これは 2016年に Intel の Skylake プロセッサーの発売以降普及していきました。一方のノートPCも同様に DDR4 メモリを搭載したモデルが発売されたのですが、ホームノートPCという家の中で使用することを前提としたものなので選定から除外していました。持ち運べることを前提としたいわゆる「モバイルPC」については省電力重視の規格が採用されていますが、このタイミングではまだ Intel のプロセッサーだと省電力重視の DDR4版 (LPDDR4) にまだ対応していませんでした。なので、デスクトップPCは DDR4 メモリだけど、モバイルPCは LPDDR3 メモリという格差があったのです。
というように、モバイルPCも長く*1 使うものなので、前述のようなメモリ規格の差が長い間続くのは嫌だな―と思っていました。そう思いながら CPU の情報を見守っているなか、2019年に Intel が LPRRD4(X) 対応の IceLake プロセッサーを発表しました。そろそろかなと思い始め、翌年3月18日にその IceLake プロセッサーを搭載した新型の MacBook Air が発表されました *2 。新型の MacBook (Air|Pro) が来ないまでは Dell の XPS 13 にしようかなと考えていました。
なお、もう少し待てば新型 MacBook Pro が発表されるのではないかと噂はあるのですが、下記理由から新型 MacBook Pro までは待たず、 MacBook Air にしました。
- 新型 MacBook Pro まで待てない
- 最近の使用状況(プログラミングやビルド) から新型 MacBook Air の性能でも事足りるようになった
- TouchBar がそんなに好きじゃない
構成
- CPU: 第10世代 Intel Core i5 プロセッサー
- メモリ: 16GB 3,733MHz LPDDR4X
- SSD: 512GB SSD ストレージ
- キーボード: Magic Keyboard (US)
MacBook Air (2020) には下位構成と上位構成がありますが、自分は上位構成を選択し、メモリを 16GB にカスタマイズしました。
購入までに一番悩んでいたのが CPU ですが、Core i7 にカスタマイズしてもあまり性能は上がらず、 Core i5 のほうが省電力面で優れているのではないかと考え Core i5 にしました。もちろん、デスクトップPCがあるので重い処理をそっちに任せられるから、というのもあります。
ちなみに値段は学生・教職員ストアのものになっています。
家に届くまで
家に届くまでに 18日 かかりました。
日付 | 内容 |
---|---|
3/22 (日) | 注文 |
3/23 (月) | 銀行振込 |
3/23 (月) | 入金確認 |
3/30 (月) | 状況が「出荷準備中」に切り替え |
4/1 (水) | 出荷完了 |
4/5 (日) | 海外荷物手続き完了、海外発送開始 |
4/8 (水) | ADSC支店到着 |
4/9 (木) | ベース店通過 |
4/9 (木) | 最寄りのクロネコヤマト作業店に到着 |
4/9 (木) | 家に到着 |
5年前に購入した MacBook Pro では家に届くまでに 6日 かかりましたが、今回は結構長かったです。新製品の発売直後であることと、海外輸送状況に影響があることから、仕方がないかなと思います。
しかし、注文してから家に届くまでの間はわくわくしますよね。普段商品を買う際は待たないで済むので店頭で購入していますが、今回インターネットで注文すると到着するまでに「どんな感じかな」と思って何度も Twitter で「MacBook Air」や「MacBook Air 出荷」とかで検索していました。
中身
上記写真の通りです。
緩衝材は左右の段ボール板だけで、パッケージはカッターを使わなくても開封できるようになっていました。
パッケージ内は本体の他に AC アダプターと電源ケーブル、基本的な扱い方が含まれた簡単な説明書、ステッカーがありました。前回の MacBook Pro ではパッケージに黒いクリーニングクロスが含まれていましたが、今回は含まれていませんでした。
使ってみて
個人的に気になったところをいくつか書きますと・・・
- 出来立ての Apple 製品と言うと、独特な匂いが漂っていて自分にとってはお楽しみ要素だと思っていたが、今回はそんなにしなくて少し残念
- キーボードはかなり薄いバタフライ構造のキーボードから、従来の構造を採用した Magic Keyboard になったが、前代の MacBook Pro と比較すると、キーストロークは浅く感じた
- TouchID が非光沢なので何度も触っても指紋が付かないのはGood
- 結構軽い力で開くことができる
- USB Type-C 端子が結構固い
- DELL P2720DC を購入したのでレビュー - Aokashi Room の P2720DC に早速接続したところ、接続するまでにしっかり奥まで差し込まないといけないし、外す場合も力を入れないとなかなか外れず「壊れちゃうんじゃないの?」と思うくらい力を入れる必要があった
- 製造したばかりだとこういったことはあるあるのはずなので、しばらく使っていくと固くなくなる・・・はず
- ACアダプターのサイズが小さい、かわいい
- サイズダウンしたからには、是非とも持ち運びたい気分なんだが・・・今の事情を見ると外出できないのがもったいない
- 本当にシャットダウンしたかどうか確認できない
- 前代の MacBook Pro では トラックパッドを押しても音がしない=シャットダウン出来ている と確認が取れたのに対し、本モデルでトラックパッドを押すと起動してしまう
- シャットダウンが不完全な状態 *3 で持ち運びたくないので、もしそうなってしまったらと思うと心配になる
まとめると、 製造直後特有の問題はあるけれども、それさえクリアできれば長く使っても問題点を感じないマシン だなーと思いました。外出できる頃には持ち運びたいですね。
おまけ: アクセサリーについて
ノートPCを購入しておくと、入れるスリーブケースや端子を変換するアダプターなど欲しいと思いますが、外出できるようになるまではこのままで良いかなと思っています。
- スリーブケース ... 一応前代の MacBook Pro の購入時期で購入したものがいくつかあるので、それらを利用すれば良さそう
- 保護フィルム ... 最初は画面のコーティング剥がれ問題の対策として、ノングレアフィルムを検討していたが、本モデルではコーティング剥がれ問題はあまり見かけないことからひとまずなしで良さそう
- 変換アダプター ... 家の手持ちのものである程度のことはカバーできそう (ただ、 USB-C - イーサネットアダプター はあったほうがいいかな...)
- 充電器 ... 付属のACアダプターで試してみる
2020/05/05 追記: 新型 MacBook Pro 発表ですね
前述の通り来るのではないかと言ってましたが、発表されました。