WWA Wing Team の Aokashi です。
WWA Wing v3.5.1 をリリースしました。今回のリリースには、オートセーブ機能やセーブデータのブラウザ保存などが含まれます。
最初は v3.5.0 の予定でしたが、マニュアルの不備がありましたので v.3.5.1 でリリースしました。
変更内容
- 新機能追加
- オートセーブ機能
- セーブデータのブラウザ保存
- 機能改善
- セーブデータの短縮化
- セーブデータ一覧表示の改良
- 物体パーツを差分描画
- 機能変更
- Quick Save ボタンの表示方法の変更
オートセーブ機能
今回のリリースの目玉ではないでしょうか。一定数歩くと、 Quick Save したセーブデータとは別に新たにセーブデータが自動で作られます。
オートセーブされる歩数は規定では 200 となっていますが、 HTML が編集できれば、下記の data-wwa-autosave
属性で変更することができます。
<div id="wwa-wrapper" class="wwa-size-box" data-wwa-mapdata="caves01.dat" data-wwa-urlgate-enable="true" data-wwa-title-img="cover.gif" data-wwa-autosave="500"> <!-- これ --> </div>
逆に、オートセーブを無効にするのであれば、 0 に設定します。
<div id="wwa-wrapper" class="wwa-size-box" data-wwa-mapdata="caves01.dat" data-wwa-urlgate-enable="true" data-wwa-title-img="cover.gif" data-wwa-autosave="0"> <!-- これ --> </div>
Quick Save でまだセーブしていない場合、オートセーブが入ると操作パネルの Password が Quick Load に変わります。このタイミングでオートセーブされていますので気付いてもらえたら幸いです。
オートセーブではセーブデータが合計4つ入ります。5回目以降は古いセーブデータが削除されます。
もちろん、 $save
マクロによって Quick Save が禁止されている場合はオートセーブ機能は機能しませんのでご安心ください。
セーブデータのブラウザ保存
これまで WWA では、ブラウザを閉じたり別のページに移動したりするだけでセーブデータが消し飛んでしまう仕様でした。しかし、近年ブラウザでできることが増えたおかげでやっとセーブデータが消えないようになりました。
Quick Save したデータが対象になります。オートセーブは保存されないので、 WWA ゲームを終わる際は一度 Quick Save で保存しておきましょう。次起動したときにはちゃんと復元されます。
なお、ブラウザのシークレットウインドウ機能 (Chrome) やプライベートウインドウ機能 (Firefox)、 InPrivate ウインドウ機能 (Edge) などで WWA ゲームをプレイした場合、仕様上セーブデータは残りません。
マップデータがアップデートされていたら?
なお、この機能については、 マップデータファイルに変更が加わってもセーブデータは残ります。そのため、仮に WWA ゲーム作者が大幅なアップデートを施した場合、 アップデート前のセーブデータでロードしてしまうと動作に不都合が発生する恐れがあります。
マップデータファイルに変更が加わった場合にこれまで Quick Save したセーブデータを消すオプションは今の所ありませんが、今後実装に向けて検討しています。
- 2020年8月30日追記: マップデータがアップデートされた場合、 Quick Save のセーブデータは残らない仕様となっております。確認ミスで申し訳ありません。
セーブデータの短縮化
パスワードセーブを使用した場合、そのパスワードのサイズが小さくなります。
これまでのパスワードセーブでは、マップに配置されているパーツ番号が含まれているため、大きなマップデータを持つ WWA ゲームほどパスワードセーブが大きくなる問題が発生していました。今回のアップデートでは、マップデータを基準に変更されたパーツ番号が含まれるようになります。
逆に、たくさんのキャラクターがうろうろ動くようなマップについては、さほど大きな改善は見込まれないと思います。
セーブデータ一覧表示の改良
最後に Quick Save したデータについては、日付を黄色く表示するように改良しました。
Quick Save ボタンの表示方法の変更
$save
マクロによって Quick Save が禁止にされた場合、 Quick Save ボタンが空白になるように変更しました。
PLiCy Edition からの機能取り入れはここまで
本アップデートの内容紹介は以上になります。
そして、 v3.2.0 から始まった PLiCy で使用されている WWA Wing PLiCy Edition からの機能の取り入れはこの辺で一区切りをつけることにします。
次からは、 WWA Wing の利便性を上げる独自のアップデートが入ります。
今後の WWA Wing の情報発信について
現在、 WWA Wing のアップデート情報を自分のブログで発信していますが、 WWA Wing のサイトの整備が終わり次第、 WWA Wing の開発ブログにアップデート情報に掲載していこうと思います。