「飛行機禁止で沖縄旅行」の旅行記 Part2 です。 前回の記事は下記からどうぞ。
在来線で熊本へ
おはようございます。まずは HEARTS カプセルホテル&スパ で朝ご飯を食べました。朝ごはんと言ったらパンのイメージがあるんですが、まさかのおにぎり。朝ご飯の量的にはおにぎりはアリだと思いました。自分が選んだのは和食ですが、洋食もあります。
前回で詳しく説明していませんでしたが、このホテルはバスターミナルと併設しており、主に大阪方面のバスのほか、さまざまな行事の会場へ向かうバスの停留所としても使用されています。大阪から福岡へ旅するついでに利用すると良いかもしれません。
博多駅で2人と合流した後は在来線で熊本へ向かうことになりました。座席数が少ないこともあって車内はそこそこ混雑していました。
そうそう、ここ最近、 JR 九州ではドア付近の座席が撤去されており、今回乗車した813系電車ではドアとドアの間の座席は片側で6席しかなく、首都圏の4ドアの通勤電車の片側7席よりも少ないです。どうやら車両の中ほどまで詰めないことが要因でこうなったらしく、もう少し啓発すればあんなことにはならなかったのではないかと思います。
鳥栖駅で乗り換えて、ここで八代行きの列車に乗り換えます。ここでお茶を買いました。
熊本地区の鹿児島本線は鳥栖駅と八代駅の往復運用が基本だそうで、片道だけで結構な距離を走るみたいです。
熊本県境を越えたあたりで車内は混雑し、自分たちは上熊本駅で降りました。
地下鉄電車と出会える街
01系との再会! pic.twitter.com/m725lh13fN
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月5日
熊本電鉄はここ最近首都圏の地下鉄電車を受け取って運転していて、今回乗車したのはもともと銀座線で運転していた01系電車です。
個人的に面白かったのは、改札口近くの案内に静岡鉄道の1000系の写真が含まれていることで、運転開始を前にタイアップしている感じでよかったです。
北熊本で藤崎宮前行きに乗りかえました。ここで前乗った北熊本行きの列車と並走しているのも面白かったです。
藤崎宮前駅では東京メトロとのコラボで東京都内の観光地が掲載されており、身近に感じた一方で、駅隣接のビルでは壁が剥がれ落ちている光景を目の当たりにしました。
ここから先は熊本ラーメンのこむらさきで昼ごはんにしました。
熊本城
I'm at 熊本城 in 熊本市, 熊本県 https://t.co/IXz44TcQsw pic.twitter.com/HlN0s3QFHl
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月5日
観光したと言えば観光したんですが、時間が足りませんでした。
6年前に地震の被害を受けた熊本城ですが、天守閣は幸い復元を終えており、天守閣までの道のりでは高架歩道橋が整備され、地震前の姿から大きく変貌しました*1。
天守閣に行って個人的に興味があったのは城周辺の街の変化で、氾濫しやすい川の形を変えることも街の整備の一つだったみたいです。
最上階では熊本の街並みを一望することが可能で、天守閣広場でもある程度見渡せるのですが、最上階の方が狭い分一度に全方位見渡せるのは大きいですね。
そのあとは時間がないのでひたすら電停に急ぐのみでした。電停までの道のりで一番タチが悪かったのが歩道橋で、キャリーケースもちの自分にとっては「はぁ〜?!」とため息をついたことがありました。とはいえ、この時点で時間はかなりギリギリで、乗るつもりの路面電車も見えていたので、逃すともう間に合わないとして急いで電停に向かいました。
熊本はまたじっくり観光したいですね。にしても街中くまモンに侵食されているなあ・・・。
鹿児島まで急ぐ
熊本駅到着後、さくら号で鹿児島に向かいました。
鹿児島中央駅からはポートライナーに乗って鹿児島新港へ向かいました。
・・・
そう、この旅行は 鹿児島から沖縄までフェリーに乗るのです!!!
この旅行のメイントピックと言っても過言ではないこのフェリー。鹿児島を 18:00 に出港して次の目的地の沖縄の本部に到着するのは 16:45 と、大体丸一日かかります。
ここで乗船手続きを行い、乗船券を手に入れました。
船はクイーンコーラルプラスで、出来上がってから10年近く経ったみたいです。
18:00 になると船は大きな音を立てて鹿児島新港を離れました。
マリックスライン クイーンコーラルプラスに乗ってきてます! pic.twitter.com/q8FCLBtf0j
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月5日
マリックスライン クイーンコーラルプラス
鹿児島~奄美
船は4階構造で、ロビーや食堂などは4階に集中しています。そして自分が泊まる洋室も4階にいました。
船内の客室についてはマリックスラインの紹介も併せてご覧いただければと思います。
船内での注意点として、二等は洋室であっても部屋やベッドなどに鍵はかかりません。今回は全等級満室と表記されていたので、知らない人と近くになる可能性があるのではないかと思いました。
そこで、最低1人はベッドにいるというルールの基過ごしましたが、先に言っておくと盗難被害も無いどころか近くのベッドに人が泊まることはありませんでした。あれ? 全等級満室とはどういうことだったんだ? *2
一応大事なものについては船内に貴重品ロッカーを使用していました。
まずはすぐに酔い止めを服用しました。今回服用した酔い止めは「アネロン ニスキャップ」でした。
食堂はご飯時になるとレストランとして営業し、その他の時間帯はフリースペースとして開放されています。
- 夕ご飯: 鹿児島新港出発後
- 朝ご飯: 奄美港出発後
- 昼ご飯: 徳之島港出発後
夕ご飯は唐揚げカレーにしました。
浴場はもともと浴槽も稼働していたようですが、今回使用した時は停止中でシャワーしか使用できませんでした。そのシャワーもくせ者で、手前のシャワーは極端に出が悪く、後で奥のシャワーに移ってました。
浴場に出たあたりで親指が切れていることが発覚しました。どうやらキャリーケースを中途半端に開けて取り出したりしたので、その影響かもしれません。幸い、売店の店員に絆創膏をいただき、下船時には概ね治りました。ありがとうございます。
鹿児島出発日の5月5日は鹿児島~奄美間は波が荒いようで船酔いが大きくなると予想されていることから、早めに就寝しました。
奄美~本部
おはようございます。起きたのは 5:00 くらいで、外を見ると奄美大島に来ていました。この時点で外は真っ暗でしたが、乗客の入れ替えが終わった頃にはすっかり明るくなりました。
この後朝ごはんの営業が始まったのですが営業終了がなんと 6:00! あまりにも早すぎる朝ごはんでしたが、カレーが安くて魅力的と同行者が言ったそうなので朝ごはんを食べることにしました。
この後は徳之島、沖永良部島、世論島、沖縄本部の順で船は寄港しました。徳之島と沖永良部島は南ルートとしてそれぞれ亀徳港と和泊港に寄港するつもりでしたが、波の影響で北ルートとしてそれぞれ平土野港と伊延港に寄港しました。
とは言え、遅れること無く船旅を過ごすことができました。
なお、寄港した港が違ってもロビーのルート表示は想定のルートで表示されていましたが、あとで修正されました。
にしても徳之島や沖永良部島は小さい島なのに2つも船が止まれる港があるんですね。1つしか無いと思っていました。
徳之島あたりになると海の色も変わり、亜熱帯へと次第に変わりゆく様子を感じ取りました。
徳之島を離れてからは昼ごはんの営業が始まりました。仮に船酔い吐いたらどうしよう〜と思っていましたが、朝ご飯食べてから7時間弱経っているので食べた方が良いと判断。食べることにしました。
タコライスを食べたかったのですが迷っていた時にはすでに売り切れに。3人とも牛丼で済ませることにしました。
なお、2人は鶏飯が食べたかったそうで、今調べたら鶏飯って奄美諸島伝統のご飯なんですね。
ちなみに6年前でぶっ倒れて以降心配に思っていた船酔いですが、若干だるい感じはあるものの吐き気は感じませんでした。
ただいま徳之島を出たところ
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月6日
体調はちょっと酔い気味だけどまだ大丈夫
与論島では、ヨロン駅という観光モニュメントがあると知っていたので、屋上でじっくり見てましたが、見つかりませんでした。山に隠れているのかな?
与論島にはヨロン駅という駅らしきものがあるらしいのだが、フェリーからははっきりと見えなかった。
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月6日
...この山の裏の屋根がヨロン駅の一部る pic.twitter.com/LtdkrP5Dqf
沖縄上陸
沖縄到着だー pic.twitter.com/9CXgiPgO2D
— Aokashi (あおかし) (@aokashi) 2022年5月6日
色々あって 16:45、船は本部港に到着しました。船酔いで倒れないまま沖縄の旅がスタートできて本当に良かったと感じています。
ここからホテルまでバスで移動したのですが、外を見ると木々が生い茂る町並みを目にし、「本当に遠いところに来たんだなあ」と思いました。そしてバスから降りて歩くと蚊に刺されたりして、良くも悪くも一足早く夏を体感しました。
今回泊まったホテルは「ホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワ」です。ここ最近横にも新施設と新ホテルを増設したようで、ずいぶんと賑やかなホテルになりました。
室内はすごく広々していて、実際来てから1時間この部屋でダラダラ過ごしていました。
夕ご飯はその増設した新施設であるハナサキマルシェの「Bowl's Ryukyu」のタコライスでご飯にしました。
Google ストリートビューによると、ハナサキマルシェは昔は「海の駅」という道の駅ような施設だったそうです。
夜になるとライトアップが美しく、個人的に考えた最強の楽園という感じでまた過ごしたかったです。
この後は浴場に入ったり、コインランドリーで使用した下着などを洗ったりして就寝しました。なお、コインランドリーは結構湿度が高く、ちょっと温度の低いサウナとして使えるんじゃないかと思いました。
- 2022/05/24: 掲載されている写真で個人情報が含まれている箇所を発見しましたので修正しました。
次へ続く・・・