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紀伊半島周回旅行(前編)

今年9月のシルバーウィーク、9月22日(木)~25日(日)の4日間に旅行に行ってきました。

旅のテーマは「紀伊半島をぐるりと回って紀勢本線完乗する」、大学時代の部員が紀勢本線に乗ってたもので自分もやってみたいな~と思いはじめました。

4日間のうち、22日と23日の三重県観光編と24日と25日の紀伊半島周回編で記事を2分割しています。この記事は前編です。

予めお伝えしますと、この旅行は台風15号接近による大雨で旅程が変わっているため、所々観光を諦めた箇所があります。

9/22 (木)

新幹線で名古屋へ

初日はいっぱい走っているのぞみ号を有効活用、とにかく名古屋へ向かいました。

東京駅出発時はだいぶ空いていましたが、品川、新横浜につれて次第に乗客は増えました。

のぞみ号では車内販売があるのでここでアイスとお茶を購入。

そうそう、駅で買う時間があまりなかったのでこういうときに車内販売は助かるんですよ。しかも弁当やアイスクリームまで販売している!新幹線マネー会社ことJR東海だから為せる業かもしれないですが、他のJRもぜひ充実した車内販売が次第に復活することを願いたいです。

名古屋駅到着後、駅構内のATMコーナーでお金をおろした後、関西線に乗り換えました。今回は「紀勢本線を完乗する」ことが目的なので、起点の亀山駅へ向かいます。

この快速ですが、途中で反対方面の列車の待ち合わせが多く、全然快く速く走りません。そして横を走る近鉄普通列車にも抜かれてしまいます。この区間はJRと近鉄が並走する面白い区間ですが、だいたいJRが近鉄に負けてしまう・・・と思います。

あとワンマン運転のようですが、車掌が乗務しており、乗車券の拝見もしています。ワンマン運転の意味が無いと思うんですが、それより地方が行うようなワンマン運転を行う列車が中京の大ターミナル駅名古屋駅から出発するのもやばいと思います。

桑名、四日市、河原田と、列車は終点亀山に到着しました。

紀勢本線乗車の始まり

さてさて、亀山からは紀勢本線の旅が始まります!

今回乗車するのはこのキハ25。

おっと、この車両にはステップがあるんですね。

出発すると結構早いタイミングで津駅に到着です。ちなみにこの間は天候状況を確認していて、いつ大雨になるのか気になっていました。このときは まだ大丈夫、まだ大丈夫 と思っていました。

津の駅名標って遠くから見ると?に見えるので「?駅」と言ってもいいでしょう。

乗った列車は松阪駅で下車しました。これより近鉄に乗り換えます。

鳥羽へ寄り道

鳥羽駅でお昼ごはん。ここで丸八食堂で刺身定食を食べました。

しっかりとしたお刺身。身も厚く、ちゃんと食べたぞ! という気分になれる食事でした。

ここから鳥羽水族館まで歩くのですが、何より海が超近い! 道中にはミキモト真珠島までの橋だったり、真珠の街とあってか真珠の店が連なったり、何かと非日常に囲まれたところでした。

鳥羽水族館

鳥羽水族館の魅力は順路が存在しないことで、好きなテーマの動物だけ見れば良いことになっています。自分は 15:30 にアシカショーがあるのでそれまでにお魚の展示を中心に見てきました。

アシカショーは水族館保有のアシカが輪をくぐったりボールを追いかけたりするなどのパフォーマンスの演技が行われていて、結構手慣れたパフォーマンスだと思いました。

Gエリア、奇跡の森では人が集まっていた生まれたばかりのスナドリネコや、手を出すと寄ってきて角膜を食べてくれる魚のガラルファが印象的でした。

閉館時間が近づいたときにIエリア、極地の海に向かうとラッコのお食事タイムが行われていて多くの人が集まっていました。この後10月16日の「ダーウィンが来た!」では、ラッコは国内の水族館で3匹しか保有しておらず、珍しい生物だと知りました。普段ラッコのイラストを目にすることはあっても、リアルのラッコを目にするのは結構貴重なことかもしれません。

閉館時間を過ぎたので鳥羽水族館はここでお別れ。実はまだペンギンのいるエリアなど来ていないところもあります。

にしても、この辺は本当に風光明媚で観光地も多いのでまた来たいですね。

ここからは近鉄伊勢市に戻りました。厳密には宮町駅ですが。

せっかくなのでここで寄り道。宇治山田駅を観察してみました。

今回のお宿は東横イン 伊勢市駅です。つい最近オープンしたばかりで、特別価格で対応してもらいました。

お部屋はダブルルームです。二人利用を想定しているため、アメニティも二人分備わっています。

東横インで夕食サービスは無いので、どうしようか・・・ということで近くのいすずという飲食店で中華そばを食べました。普段家で調理していてそのまま飲食店になったという感じで、いわゆる「実家のような安心感」のあるテイストでした。

9/23 (金)

無慈悲なる運休

おはようございます。早速朝ごはんを食べました。しかし、食事中テレビからは紀勢本線運休の案内が視界に入り、ゾッとしました。

待て待て、何だよとなって調べたところ

  • 紀勢本線普通列車) 早朝列車を持って運転終了、以降終日運転見合わせ
  • 特急南紀 全部運休 (1号と2号は先日時点で運転予定だったが、当日になって運休に切り替え)

そして熱帯低気圧は台風に進化!

ええええええええええええええええちょっと待てよおおおおおおおおおおお

慌てるな、と思い部屋で旅程を立て直し。

予定では当日中に和歌山県の串本まで到達する予定でしたが、ひとまず串本までたどり着けないことから宿のキャンセル手続きを実行。後になってキャンセル料金がかかるのではないかと思ったが、幸い今回は発生しませんでした。

そして代替の宿も予約。後日観光できる時間はこれだけ・・・と思うことはあったが、とりあえず観光しよう。

Twitter では冷静のように見えますが、中身は結構頭抱えてました。 Twitter で感情共有すればよかった。

ちなみに、台風は前の3連休である17日~19日にも発生していました。休みだけ狙って平日いい天気になるとはもはやいたずらじゃねえか。

この日は西九州新幹線の開業日。ああ、長崎にいたら楽しいだろうなあと希望と絶望の格差を感じました。

伊勢神宮

お伊勢さん参りです。

すごいパワースポットらしく、来る客は鳥居にお礼をしていました。

外宮から内宮への移動は三重交通の直通バスを利用しました。三重交通のバスは結構独特で、なんと後ろに広告が飛び出てるんですよね。

内宮については中に休憩施設が置いてあり、その中に演技が行われています。それぞれの演技にどんな意味を持っているのかあまりわかりませんでしたが、大雨で体が濡れてしまった中のセーブポイントとして一休みすることはできました。外宮にも似たような施設としてせんぐう館がありますが、本旅行では立ち寄らなかったです。

内宮も外宮も共通していて不思議だった点としてお馬を飼っているところ「御厩」で、神様の馬がいることがあります。今回は大雨のためいませんでしたが、伊勢神宮について詳しく知らなかった自分としては新鮮に感じました。

しかし、伊勢神宮がいかに日本にとって偉大な観光地であるかはわかったような気がしますが、全てを知るには難易度が高い・・・日本の歴史に興味を持ち始めたらまた行きたいと思っています。

そしてお土産タイム、観光客はそれなりにいましたが、その数に応じて大雨もそれなりに降っていました。せっかくなので赤福本店も寄ってみるかと思いましたが、大雨の中大勢の人が並んでいて立ち寄るのは諦めました。

不幸中の幸いなのか、伊勢うどんを食べることができたので、ここで山田屋で食べることにしました。この店には靴を脱いで入る個室部屋がありますが、入る客の靴は皆濡れており、店員さんも「皆同じですから」となって大雨の中対応していました。

伊勢うどんですが、結構変わったうどんですね。甘たれをかけたうどん。麺はふっとい麺でまさにうどんたる姿。でも他が全く違う。あれかな、めんつゆとご飯で意外と合うよね、このうどん版と見て良いのかな。

その後お土産を買って伊勢神宮観光のフラグシップバス、神都ライナーに乗って伊勢市駅へ戻りました。実は連節バスに乗るのはこれが初めてだったりします。

一旦津で待機

東横インに戻り、預けた荷物を受け取りました。ここから近鉄松阪駅に戻りました。

松阪駅に戻ってからは大雨は落ち着きました。紀勢本線再開するなら今ですよ(多分路盤が崩れてる可能性もあるので事故になりそう)。

松坂牛の駅弁「あら竹」で元祖特選牛肉弁当を購入しました。あれ本来なら南紀号で食べるつもりだったんですが、乗るつもりの南紀5号が運休のため、ホテルで食べることにしました。

そしてこの運休。あ~あ。

この日のお宿は三交イン 津駅前。津に着いた頃には雨もほぼ止んでいました。なんだよ~。

まくらバーやコーヒースタンドなどユニークポイントがいくつかあり、部屋が若干狭いことを除けば居住性は本旅行の中で一番良かったです。その分値は張りますが。

ホテルの中では弁当を食べて、ひたすら旅程を立て直していました。

あら竹の元祖特選牛肉弁当。牛肉は最初硬いかな?と思いましたが、筋にそって切るように食べるとあっさり切れる。うむ、美味しい!

そして旅程立て直し、なぜかというと、翌日乗るつもりの南紀1号が運休だからです。

ああ、観光できる時間はこれだけか・・・と悲しみを持っていました。精神的にあまり良くなかったと思います。

後編へ続く・・・

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