今まで利用してきたデスクトップパソコンはFRONTIERブランドのX79チップセット搭載のもの(FRGZ715M/D)を利用してきました。性能が落ちたとか、そういうことは無いんですが、手持ちのパーツと購入したパーツを合わせて、PCを作ってみました。
なお、作ってみました、とありますがここからは作ることを組み込むと表現します。
組み込みに至った理由
前述の通り、前使っていたパソコンの性能はそんなに悪くないです。しかし・・・
- ATXはサイズが大きいのでmicroATXで高さを抑えたい
- 省電力、静音を重視したパソコンを作りたい
- 手持ちの余ったパーツを利用したい
- 型落ちで性能不足を感じたときにオーバークロックで性能を上げたい
- 品質重視のパソコンを作りたい
自作したいな、と思ったのは4年前の2013年で、このときメインの用途でパソコンを組み込むには予算が足りないこと、FRGZ715M/Dがまだ1年ぐらいしか経っていないことからちょっと別の用途で使おうかとパソコン1台を組み込みました(自作PC第一世代)。これは一時期メインとして利用したことがありましたが、性能からしてFRGZ715M/Dには勝てる気がしないので利用期間はとても短かったです(参考)。
2015年からメインPCを自作してみようと考えつつ、2016年に実施するも当時故障していたFRGZ715M/Dが復活し、翌年の2017年にパーツを買い出し、組み込みました。買い出しに行く前は本当に購入するのかとても不安に思い、この後学費が払えるのか心配しています*1。
構成
パーツ名 | 型番 | 備考 |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 7600K | |
CPUクーラー | Scythe SCTTM-1000B | 巽(サイドフロー) |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z270G GAMING | Z270チップセット microATX |
メモリ | Kingston HX426C15FBK/16 | HYPERX FURY 16GB(8GB2枚分) DDR4 |
グラフィックカード | msi N750 TI TF 2GD5/OC | GTX 750Ti(ビデオメモリ2GB) |
SSD | Intel SSD 330 Series 128GB | 128GB SATA |
ハードディスク | Western Digital WD10EZEX | 1TB |
ケース | Corsair Carbide 88R | microATX |
ケースファン(追加) | Corsair AF120 LED Quiet Edition(Blue) | 青色LED搭載 120mm |
電源 | Seasonic SS-660XP2S | 660W ATX(80PLUS PLATINUM) |
OS | Windows 10 Pro | パッケージ版 |
この内、太字は買い出したPCパーツです。今回の買い出しで115,000円程使用しました。購入するパーツの中で特に迷ったのはマザーボードとメモリで、高い出費を少しでも抑えるためにマザーボードをASUS PRIME Z270M-PLUSにしたり、オーバークロックメモリを避けてメモリをSanmaxのDDR4-2400のものにしたりと考えていましたが、価格表を見たり情報収集したりで解決していきました。
買い出しに行ったPCパーツは結構重かったので同行した方々と手伝ってもらいました。ありがとうございました。
組み込み
組み込み自体
PCパーツに触れて何か行うのは半年ぶりで、しかも冬なので静電気による問題を起こしやすいので注意しながらある日の午後を使い果たしました。
CPUはマザーボード付属のCPU インストールツールにはめてマザーボードに置きます。CPUをマザーボードに置く作業でマザーボードのピンが曲がる事故を少しでも防ぐための道具らしいです。しかしこの道具をCPUにはめる際に、CPUの裏面を押すときは壊れるのではないかと怖い思いをしました。
CPUクーラーも難なく装着しました。しかし、バックプレートを利用した装着方法は結構手間がかかり、バックプレートを装着するときはマザーボードの裏面を抑えつつネジ止めをする作業で進めました。毎回 そっちじゃない! と思いつつネジ止めで苦戦したことがあります。
最初に組み込みを行った自作PC第一世代はとにかく問題が起きていましたが、今回は1回目の電源投入でPOSTが通りました*2。大きな達成感を得られたような気がします。
組み込み後の配線
大きなトラブルはなく組み込みは終了しましたが、電源ケーブルの配線に異変を感じ、マザーボードとの電源ケーブル*3と3.5インチのハードディスクのブラケット*4が干渉してしまい、曲がった状態で電源ケーブルを配線しました。しかし納得が行かず、ブラケットを外したところ、前後の向きが逆に気づき、戻したら電源ケーブルが楽に通ったことで気分が楽になりました。
OSのインストールは付属のUSBメモリがUEFIブートに対応していないことに落とし穴が見つかり、結構時間がかかりました。
http://nomadit.jp/11298nomadit.jp
組み込んだPCは特にトラブルもなく動作しています。モニタの位置を変えて左側面のアクリルパネルが常に見えるようにしてみました。マザーボードのチップセットカバーから光るLEDは良いんですけれども...グラフィックカードと被ってちょっと勿体無い気がします。次からグラフィックカードを購入するときは短いほうが良いのだろうか。
また、組み込んだ後既存のマウス(Logicool M500)を接続したところ、既に発生していたマウスのチャタリングが更に酷くなってしまい、MX Anywhere 2に変更しました。マザーボードにはBluetoothを搭載しているため、レシーバーを使うことなく接続できます。
最後に
FRGZ715M/Dより性能は落ちたかもしれませんが、静音化や省電力化に貢献できたような気がします。また、最新のマザーボードを利用することで、今後M.2のSSDを装着したり、PC内部を更に光らせたりすることができて、今後長く使えそうです。
グラフィックカードは手持ちのものの流用ですが、GTX1160みたいなものが出るとなりましたら、交換してみようかなと考えています。